メインコンテンツへスキップ

COLUMN

ホームページの維持費は何にかかる?年間の内訳と安く抑える方法

費用・料金公開日
ホームページの維持費を確かめるため、手元の明細と電卓で支払いを一つずつ見直す女性のイラスト

この記事でわかること

  • ホームページの維持費は、実費と作業代の2つに分けて考える
  • 維持費の相場が一つに決まらない理由と、比べるときの見方
  • 年間の維持費を自分で書き出して見積もる5つの手順
  • 更新費用の頼み方の違いと、個人で安く抑える方法
  • 維持費を削るときに残しておくべきものと契約の確かめ方

ホームページの維持費は、ドメインやサーバーなどの「実費」と、更新や保守の「作業代」の組み合わせで決まります。作り方や頼み方によって何が含まれるかが変わるため、金額だけを比べても高いか安いかは判断できません。まず自分のホームページに何の支払いがあり、誰が何の作業をしているかを書き出すと、年間でいくらかかっているかと、どこを減らせるかが見えてきます。この記事では、維持費の内訳、年間の見積もり方、更新費用の頼み方の違い、個人や小さなお店が安く抑える方法を、制作と保守を受ける側の目線で順にまとめます。

ホームページの維持費は何にかかるお金か

ホームページの維持費は、公開した後も払い続けるお金のことです。大きく分けると、どこかの会社に毎年や毎月払う「実費」と、更新や点検などの「作業代」の2つがあります。作業代は、自分でやれば出ていくお金はありませんが、そのぶん自分の時間を使っています。

図解・内訳ホームページの維持費の内訳

実費

  • ドメイン代URLの住所の利用料。毎年の更新が必要
  • サーバー代ホームページのデータを置く場所の利用料
  • 作成サービスの利用料Wix などで作った場合の月額や年額のプラン料金
  • 有料のテーマや機能WordPress の有料テーマ、予約や地図などの外部サービス

作業代

  • 更新作業お知らせ、料金、写真などの書き換え
  • 保守と管理システムの更新、バックアップ、SSLや障害の対応

実費はホームページを公開しておくために払うお金、作業代は中身と安全を保つための手間です。どちらか一方だけを見ると、維持費を正しく比べられません。

ドメイン代とサーバー代

ドメインは「○○.com」のようなホームページの住所で、取った会社に毎年の更新料を払います。サーバーはデータを置く場所で、レンタルサーバーの会社に月ごとか年ごとに払います。どちらも払い忘れると、ある日ホームページやメールが見られなくなります。ドメインの仕組みと取り方はホームページのドメインの取り方と費用で説明しています。

SSL証明書の費用

SSL証明書は、URLを「https」にして通信を暗号化するためのものです。無料の証明書を発行している認証局もあり(出典: Let's Encrypt 公式サイト「みんなが使える暗号化」 https://letsencrypt.org/ja/ )、多くのレンタルサーバーでは無料の証明書を設定できます。有料の証明書が要るのは、会社の実在を証明したい場合など一部です。設定が切れると「保護されていない通信」と表示されるので、「保護されていない通信」と表示されたときの対処も確かめておいてください。

作成サービスや外部サービスの利用料

Wix などの作成サービスで作った場合は、サーバー代の代わりにプラン料金を払う形になります。予約システム、ネットショップ、有料のフォントや写真素材なども、月額で払っているものがないか見落としやすいところです。料金はどれも変わることがあるため、各サービスの公式サイトの料金ページで確かめてください。

ホームページの維持費の相場が一つに決まらない理由

「ホームページの維持費の相場はいくらか」と聞かれることはよくあります。けれども、同じ「維持費」という言葉でも、中に何が入っているかが依頼先や作り方によって違うため、一つの数字で比べることはできません。

ホームページの維持費の見積もりを2枚並べて、含まれる中身の違いを見比べる男性のイラスト
金額が近く見えても、含まれる作業が違えば比べられません。まず中身をそろえてから並べます。

たとえば、ある会社の月額はサーバー代だけで、更新は1回ごとに別料金かもしれません。別の会社の月額には、サーバー、ドメイン、毎月決まった回数の更新、バックアップまで入っているかもしれません。金額だけを並べると前者が安く見えますが、更新の回数が多いお店では、年間で払う額が逆になることもあります。

維持費の金額が変わる主な理由
変わるところ金額が小さくなりやすい金額が大きくなりやすい
作り方作成サービスや静的なページWordPress など更新が要る仕組み
更新の量年に数回の書き換えお知らせや商品の入れ替えが毎週ある
含まれる作業サーバーとドメインの管理だけ更新、点検、障害対応、解析の報告まで
機能文章と写真と問い合わせフォーム予約、決済、会員、多言語など

比べるときは「月額いくらか」ではなく「何が含まれていて、含まれていない作業はいくらか」を確かめてください。作る費用の決まり方はホームページ制作の費用相場にまとめています。作るときに安く済ませても、維持の仕組みが重いと後の負担が大きくなるため、制作費と維持費は一緒に考えるのが安全です。

ホームページの維持費を年間で見積もる手順

いま払っている維持費が分からない、という相談は少なくありません。ドメインはある会社、サーバーは別の会社、更新は制作会社と、支払い先が分かれていることが多いからです。次の順番で書き出すと、年間の金額と、誰が何をしているかが一度に整理できます。

図解・流れホームページの維持費を年間で見積もる流れ
  1. 1支払いを集めるカードの明細、口座の引き落とし、請求書を1年分見る
  2. 21年分にそろえる月払いは12か月分、年払いはそのまま、数年払いは1年分に割る
  3. 3契約者を確かめる誰の名義で、どのメールアドレスで契約しているか
  4. 4作業を書き出す更新、点検、バックアップを誰がしているか
  5. 5要らないものを探す使っていない機能やプランがないか

支払いと作業の両方を書き出すと、年間の維持費と、払っているのに使っていないものが見えてきます。

1年分にそろえるときは、月払いのものを12倍し、年払いのものはそのまま、ドメインを数年分まとめて払っている場合は年数で割ります。ここまでで、年間の実費の合計が出ます。

見積もりの中で特に大切なのは、3つ目の契約者の確認です。制作会社の名義でドメインやサーバーを契約している場合、自分ではログインできず、制作会社と連絡が取れなくなると何も触れなくなります。その場合の対処は制作会社と連絡が取れないときにまとめています。

書き出しておきたい項目

  • ドメインを取った会社と、次の更新の時期
  • サーバーや作成サービスの会社と、プランの名前
  • それぞれの契約者の名義と、登録しているメールアドレス
  • ログインに使うIDと、パスワードの保管場所
  • 更新や保守を頼んでいる先と、その月額や1回あたりの料金
  • 月額で払っている外部サービス(予約、素材、フォントなど)

維持費を経費として帳簿に付けるときの考え方は、ホームページの制作費の勘定科目で扱っています。

ホームページの更新費用の相場と、頼み方による違い

維持費の中で、いちばん差が出るのが更新の作業代です。頼み方は大きく分けて「1回ごとに頼む」「月額の保守にまとめる」「自分で更新する」の3つがあり、どれが安くなるかは更新の回数と中身で変わります。

更新の頼み方ごとの違い
頼み方向いている場合気をつけること
1回ごとに頼む更新が年に数回で、中身が決まっている頼むたびに見積もりとやり取りが要る。急ぎの対応が後回しになりやすい
月額の保守にまとめるお知らせや料金の書き換えが定期的にある月に何回、どこまでの作業が入っているかを確かめる
自分で更新する編集画面に慣れていて、時間が取れるシステムの更新やバックアップも自分の仕事になる

更新費用の相場も、維持費と同じく、作業の範囲がそろっていないと比べられません。「文字の差し替え1か所」と「新しいページを1枚作る」では、同じ「更新」でも作業の量がまったく違います。見積もりを取るときは、よく頼みそうな作業を2〜3個具体的に書いて、それぞれいくらになるかを聞くと比べやすくなります。

uparia の料金表で見る更新の費用

例として、uparia の料金表(税込)のうち、公開後にかかるものを挙げます。

uparia の料金表のうち、公開後にかかるもの(例として掲載。税込)
項目料金含まれるもの
月額プラン月額2,980円〜制作費0円。ドメイン・サーバー・SSL・保守込み、更新の回数はプランごと。最低12か月
月額保守(買い切りのサイト向け)5,000円/月更新代行、ドメインとサーバーの管理、SSL更新と障害対応、アクセス解析レポート。最低契約期間なし
ページ追加(買い切り)5,000円〜/ページ新しいページを1枚足す作業
原稿作成8,000円〜/ページ載せる文章を一緒に考えて書く作業

月額プランなら制作費0円で、ドメインやサーバーの管理と日々の更新が月額にまとまります。買い切りで作ったサイトの月額保守5,000円/月は、1年分にすると60,000円です。どちらの形でも、いまの支払いと自分の作業時間と並べて比べてみてください。保守の中身はホームページの更新代行にまとめています。

月額でまとめて払う仕組みには、解約のときに困る契約もあります。月額制で作るか買い切りで作るかの違いはホームページの月額制のデメリットで説明しています。

個人でホームページの維持費を抑えたいとき

個人事業や小さなお店では、維持費はできるだけ小さくしたいところです。抑え方は、払っている先を減らすことと、作業の量を減らすことの2つに分かれます。

個人でお店を営む女性が、閉店後にホームページの維持費を抑えるため支払い先を書き出しているイラスト
支払い先と作業を書き出すと、まとめられるものと要らないものが見つかりやすくなります。

払っている先を減らす

  • 使っていない有料プランや外部サービスを解約する(解約前に、そのサービスにしかないデータがないか確かめる)
  • ドメインとサーバーの管理を、ログインできる1か所にまとめる
  • ページ数が少ないなら、更新の手間がかからない仕組みに作り直すことも考える
  • 作成サービスで、使っていない上位のプランを契約していないか見直す

作業の量を減らす

  • 毎週変わる情報(空き状況、新商品など)は、更新の手間が少ないSNSやGoogleビジネスプロフィールに任せ、ホームページからはそこへ案内する
  • 日付の入ったお知らせを増やしすぎない。古いお知らせが残ると、更新していないように見える
  • 料金や営業時間など変わりやすい情報は、載せる場所を1か所にまとめる

無料のサーバーや無料プランで維持費をゼロにする方法もありますが、広告が出る、独自ドメインが使えない、サービスの終了で引っ越しが要る、といった条件が付くことがあります。仕事で使うなら、条件を確かめてから選んでください。無料で使える範囲はホームページの無料サーバーで、作る段階から費用を抑える考え方はホームページを安く作る方法で説明しています。

維持費が安いだけで選ぶと困る場面

維持費が安いこと自体は悪くありません。困るのは、安くするために、ホームページを守るための作業まで外してしまった場合です。保守をやめた後や、安いプランに乗り換えた後に相談が来るのは、次のような場面です。

維持費を削ったあとに起きやすいこと
削ったもの起きやすいこと残しておきたい最低限
システムの更新WordPress の古い版やプラグインの弱点を狙われ、改ざんされる本体とプラグインの更新を誰がするか決めておく
バックアップ壊れたときに元に戻せず、作り直しになる自動のバックアップと、戻し方の確認
ドメインの更新の管理更新の連絡に気づかず、ホームページとメールが止まる自動更新の設定と、届くメールアドレスの確認
SSLの管理「保護されていない通信」と出て、見た人が離れる証明書の自動更新の設定

WordPress については、公式の解説で、本体を新しい版に更新し続けることと、プラグインを常に更新しておくことが求められています。古い版はセキュリティの修正が行われなくなるためです(出典: WordPress「WordPress の安全性を高める」 https://ja.wordpress.org/support/article/hardening-wordpress/ )。WordPress で作ったホームページの維持費を下げたいときは、この作業を自分で続けられるかを先に考えてください。WordPress の仕組みはWordPressでホームページを作る手順で説明しています。

安い保守と高い保守は、中身で比べる

保守の契約で「障害対応」と書かれていても、復旧まで含むのか、連絡を受けるだけなのかは会社によって違います。安いか高いかを決める前に、トラブルが起きたときに誰が何をしてくれるのかを確かめてください。

維持費を払っているのに放置される、を防ぐ契約の確かめ方

毎月払っているのに、頼んだ更新がなかなか終わらない、何をしてもらっているのか分からない、という相談もあります。多くは、契約のときに作業の中身と範囲を決めていないことが原因です。契約する前と、いまの契約を見直すときに、次の点を確かめてください。

ホームページの維持費の契約内容を、保守を担当するスタッフから説明を受けて確かめる場面のイラスト
月額に何が入っていて何が別料金かを、契約の前に言葉で確かめておくと、後のすれ違いを防げます。

保守の契約で確かめること

  • 月額に含まれる更新の回数と、1回の作業の範囲
  • 含まれない作業の料金(ページ追加、原稿作成など)
  • 頼んでから更新されるまでの目安と、連絡の方法
  • ドメインとサーバーの契約者が誰の名義か
  • 解約するときに、データとドメインを引き取れるか
  • 最低契約期間と、途中で解約したときの費用

中でも、ドメインの名義と解約時の引き取りは、維持費の見直しや依頼先の変更のときに必ず関わってきます。ここがあいまいだと、安い保守に乗り換えたくても乗り換えられません。保守を頼まずに自分で回す場合の分担はホームページの更新方法で、編集画面に入れないなどで止まっている場合はホームページを更新できない原因で整理しています。

維持費を払い続けるより作り直した方が軽くなる場合もあります。古い仕組みのまま保守の手間が増えているなら、ホームページのリニューアル費用と比べてみるのも一つの方法です。

ホームページの維持費を見直すときに最初にやること

ホームページの維持費は、払っている先と作業の中身が見えれば、高いか安いかを自分で判断できるようになります。反対に、中身が見えないまま金額だけを下げると、守るための作業まで外してしまうことがあります。

  1. 1年分の支払いを集め、実費と作業代に分けて合計する
  2. ドメインとサーバーの契約者と、ログインできるかを確かめる
  3. 更新の回数と中身から、1回ごとに頼むか月額にまとめるか自分でやるかを決める
  4. 削る前に、システムの更新、バックアップ、ドメインとSSLの管理を誰がするかを決める

この4つが終われば、維持費を減らすか、払っている分の作業をきちんとしてもらうか、どちらの道でも次の一歩が決まります。書き出した表は、依頼先に相談するときにもそのまま使えます。

uparia では、月額プランなら保守込みで、買い切りや他社で作ったホームページは月額保守5,000円/月(税込・最低契約期間なし)でお受けしています。いまの維持費の書き出しからでも相談できます。内容はホームページの更新代行に、これまでの制作は制作実績にまとめています。

よくある質問

ホームページの維持費は毎月払うものですか、それとも年に1回ですか?

両方が混ざっていることが多いです。ドメインは年ごと、サーバーや作成サービスは月ごとか年ごと、保守は月ごとに払う形が一般的です。支払いのタイミングがばらばらだと全体が見えにくいので、すべて1年分に直して合計すると比べやすくなります。

ホームページを持っているだけで、何もしなくても維持費はかかりますか?

公開しておく限り、ドメインとサーバー(または作成サービスの利用料)の実費はかかります。更新を何もしない場合でも、WordPress のような仕組みではシステムの更新が必要になるため、その作業を誰がするかを決めておかないと、安全面で不安が残ります。

制作会社に払っている月額の中身が分からない場合は、どうすればいいですか?

まず契約書や最初の見積書を見て、含まれる作業を確かめてください。書かれていない場合は、制作会社に「月額に何が含まれているか」「ドメインとサーバーの契約者は誰か」を文書で聞くのが確実な方法です。答えをもらってから、続けるか見直すかを決めます。

ホームページをやめるときに、気をつけることはありますか?

ドメインをすぐに手放すと、他の人に取られて別のサイトに使われることがあります。名刺や広告に載せたURLが残っている間は、ドメインだけは持ち続けることも考えてください。メールを同じドメインで使っている場合は、メールの移行を先に済ませてから解約します。

保守を頼むのをやめて、自分で管理に切り替えることはできますか?

できます。切り替える前に、ドメイン、サーバー、編集画面のログイン情報をすべて受け取り、自分で入れることを確かめてください。WordPress の場合は、本体やプラグインの更新とバックアップも自分の作業になるため、その手順も引き継ぎのときに聞いておくと安心です。

CONTACT

まず資料で確かめるか、相談して決めるか。

料金プランと制作の流れは資料にまとめています。
自分の場合はどうなるかを知りたいときは、無料相談でお聞かせください。

contact@uparia.com