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COLUMN

ホームページを丸投げするには?任せる範囲と自分で決める5つのこと

依頼・制作会社選び公開日
ホームページを丸投げで頼むため、店主が制作担当者に資料を手渡すイラスト

この記事でわかること

  • ホームページの丸投げで任せられる範囲と、事業者に残ること
  • 丸投げでも自分で決めておきたい5つのこと
  • 準備の時間がない人が丸投げで進める6つの段取り
  • 丸投げで起きやすい行き違いと、依頼先に聞く質問
  • 原稿や撮影まで任せる場合の料金の目安

ホームページは丸投げできます。文章や写真がそろっていなくても、作成代行に頼めば、構成づくり、原稿、撮影、デザイン、公開、公開後の手入れまで任せられます。ただし、誰に何を伝えたいか、料金や営業時間などの事実、公開してよいかの最後の判断は、どこに頼んでも事業者にしか決められません。丸投げがうまくいくかどうかは、この少しの部分の時間を先に確保できるかで決まります。この記事では、制作する側から見た任せられる範囲と残る範囲、準備の時間がない人の進め方、丸投げで起きやすい行き違いと防ぎ方、依頼先に聞く質問、料金の目安を順にまとめます。

ホームページを丸投げするとは、どこまで任せることか

「丸投げ」と一口に言っても、頼む人が思い浮かべている範囲はさまざまです。デザインと公開の作業だけを頼むつもりの人もいれば、文章も写真も、ドメインの契約も、公開後の手入れも、すべて任せたいという人もいます。相談の最初に話がかみ合わないのは、たいていこの範囲の思い違いからです。

ホームページを丸投げしたい、本業で手が離せない店主と、作業を引き受ける制作担当者のイラスト
本業で手が離せない人ほど、どこまで任せたいのかを最初に言葉にしておくと話が早く進みます。

依頼の範囲は、大きく3つの段に分けて考えると整理しやすくなります。

丸投げの範囲の3つの段
段任せる範囲頼む人が用意するもの
作業だけ頼むデザイン、ページづくり、公開の設定文章、写真、ページの構成
中身づくりから頼む上に加えて、構成、原稿の作成、写真の撮影伝えたいことと事実の情報、確認の時間
公開後まで頼む上に加えて、ドメインとサーバーの管理、更新、不具合への対応変えたい内容の連絡

準備の時間がない人が「丸投げしたい」と言うとき、多くは2段目か3段目を指しています。その場合は、依頼先が原稿の作成や撮影まで引き受けるのか、公開後の手入れまで続けて見てくれるのかを、最初に確かめておく必要があります。

作業だけを引き受ける依頼先に中身まで期待すると、着手してすぐに「文章と写真をください」と言われて止まってしまいます。どちらが良い悪いではなく、依頼先ごとに得意な範囲が違うということです。

ホームページ作成代行で任せられることと、事業者に残ること

ホームページ作成代行に頼める作業は、思っているより広い範囲に及びます。一方で、どれだけ任せても事業者の手元に残る仕事があります。両方を先に知っておくと、頼んだあとで「こんなに聞かれるとは思わなかった」と慌てずに済みます。

図解・比較ホームページ作成代行に任せられること、事業者に残ること

任せられること

  • ページの構成と載せる項目の整理
  • 聞き取りをもとにした原稿の作成
  • 写真の撮影と素材の用意
  • デザイン、スマホ表示、問い合わせフォーム
  • ドメインとサーバーの契約と設定
  • 公開後の更新と不具合への対応

事業者に残ること

  • 誰に何を伝えたいかを決める
  • 料金、営業時間、資格などの事実を伝える
  • 原稿と写真が事実どおりかを確かめる
  • 公開してよいかを判断する
  • 届いた問い合わせに返事をする

手を動かす作業はほとんど任せられますが、決めることと確かめることは事業者の側に残ります。

手を動かす作業はほとんど任せられる

構成づくりから原稿、撮影、デザイン、公開の設定までは、依頼先によっては一通り引き受けてもらえます。原稿は、依頼先が質問をして、その答えをもとに文章にまとめる進め方がよく取られます。話すことさえできれば、自分で文章を書く必要はありません。

ドメインやサーバーの契約、メールの設定、スマホでの表示の確認といった技術的な作業も、任せてしまって構いません。ここは事業者が覚えなくてもよい部分です。

決めることと確かめることは残る

料金や営業時間、取り扱っているサービス、資格や許認可といった事実は、依頼先が勝手に決められません。「どんなお客さんに来てほしいか」「同業者と何が違うか」も、事業者が話したことを依頼先が整える形になります。

公開前の最後の確認も、責任を持てるのは事業者だけです。医療や士業のように広告の表現に決まりがある業種では、その確認も事業者の側に残ります。つまり丸投げとは「作業をすべて任せる」ことで、「判断まで任せる」ことではありません。判断の部分は量としてはわずかですが、ここが空いたままだと制作が止まります。

ホームページを丸投げしても自分で決める5つのこと

丸投げで頼むときに、事業者が答えを持っておきたいのは次の5つです。どれも聞かれてから考えると時間がかかるので、依頼の前に一言ずつメモしておくと進みが速くなります。

依頼の前に一言ずつ書いておく5つのこと

  • ホームページを見た人に、最後にしてほしいこと(電話、予約、問い合わせ、来店など)
  • いちばん来てほしいお客さんの姿(困りごと、住んでいる地域など)
  • 同業者ではなく自分を選んでもらう理由
  • 料金、営業時間、所在地、連絡先などの正しい情報
  • 原稿やデザインを確認する人と、返事ができる時間帯

最後にしてほしいことを1つに絞る

電話をしてほしいのか、予約フォームから申し込んでほしいのか、まず来店してほしいのか。ゴールが1つに決まっていると、依頼先はページの並びやボタンの言葉をそこに合わせて組み立てられます。「全部」と答えると、どのページも決め手のない作りになりがちです。

選ばれる理由は、お客さんの言葉から探す

自分の強みが分からないという人は少なくありません。その場合は、お客さんから言われてうれしかったこと、よく聞かれる質問、他のお店から移ってきたお客さんが話していた理由を思い出してみてください。依頼先にとっては、それが強みを言葉にする材料になります。

確認する人と時間を先に決めておく

丸投げで制作が止まる理由として多いのが、確認の返事が来ないことです。原稿やデザインを誰が確認するのか、家族やスタッフの意見を聞く必要があるのか、週のどの時間なら見られるのかを先に決めておくと、制作が止まりにくくなります。確認する人が途中で増えると、そのぶん作り直しも増えます。

自分で書いた原稿がなくても進められます。文章のまとめ方を知っておきたい人はホームページの文章の書き方を、相談の前にそろえておくとよいものはホームページ制作に必要なものを参考にしてください。

ホームページを丸投げで進める6つの段取り

準備の時間がない人が丸投げで頼む場合、制作する側から見て進めやすいのは、事業者の出番を「話す」「選ぶ」「確かめる」の3つに絞る段取りです。全体は次の6つの段で進みます。

図解・流れホームページを丸投げで進める6つの段取り
  1. 1相談と範囲の決定任せる範囲と、自分で決める5つのことを確かめる
  2. 2聞き取り依頼先が質問し、事業者は話す
  3. 3構成と原稿の案依頼先が作り、事業者は事実の誤りを直す
  4. 4撮影と素材撮る日を決め、撮る場所を片付けておく
  5. 5デザインの確認案から選び、スマホでも見て確かめる
  6. 6公開とその後公開後の直しの頼み方を決めておく

事業者の出番は、聞き取りで話すことと、各段階で選んで確かめることに絞れます。

聞き取りの場で、決めることをまとめて済ませる

丸投げでいちばん時間を使ってほしいのは、最初の聞き取りです。ここで5つの決めごとと、お客さんからよく聞かれる質問を話しておけば、後の確認は「事実が合っているか」を見るだけで済みます。

聞き取りを電話やオンラインで受けてくれる依頼先なら、お店を空けずに済みます。チラシ、メニュー表、名刺、パンフレットなど、手元にある印刷物を見せるだけでも、依頼先が拾える情報は多くあります。

確認は「直す」より「選ぶ」形で

忙しい人が白紙から意見を出すのは大変です。デザインはいくつかの案から選ぶ、原稿は事実の誤りと言い回しの違和感だけに印を付ける、と決めておくと確認の時間が短くなります。好みの方向を伝えたいときは、同業者のホームページで良いと思ったものを依頼先に見せるのが早道です。

公開した後の頼み方まで決めておく

丸投げで作ったホームページは、作った本人が編集画面に慣れていないぶん、公開した後に情報が古くなりやすいものです。料金や営業時間が変わったとき、誰に、どの方法で連絡すれば、どのくらいで直してもらえるのかを、作る前に決めておきます。公開後の手入れにかかるお金の考え方はホームページの維持費で説明しています。

相談から公開までの全体の段取りと期間の目安はホームページ制作の流れと期間にまとめています。

ホームページの丸投げで起きやすい行き違いと防ぎ方

丸投げは楽な頼み方ですが、任せる範囲が広いぶん、「思っていたのと違った」という行き違いも起きやすくなります。制作の相談や、他で作ったホームページの手直しの相談でよく聞くものを並べると、次のとおりです。

丸投げで起きやすい行き違いと防ぎ方
行き違い起きる理由防ぎ方
できあがりが自分のお店らしくない聞き取りが短く、どの同業者にも当てはまる文章になったよく聞かれる質問と、言われてうれしかったことを聞き取りで話す
確認の段階で大きな直しが続く公開の直前に初めて家族やスタッフが見た確認する人を最初に決め、途中の段階から見てもらう
原稿に事実と違うことが書かれていた分からないところを依頼先が一般的な表現で埋めた料金や資格などの事実は自分で一覧にして渡す
ドメインやログイン情報が手元にない契約と設定をすべて依頼先の名義で進めたドメインの名義と、ログイン情報を渡してもらえるかを契約前に聞く
公開後に少し直すたびに費用がかかる公開後の対応が見積もりに入っていなかった公開後の更新をどこまで含むかを書面で確かめる
依頼先と連絡が取れなくなった管理を1か所に預けたまま、契約先を控えていなかったドメインとサーバーの契約者、データの受け取り方を控えておく

表の上の3つは、作っている途中の行き違いです。どれも、事業者に残る「決めること」と「確かめること」が後回しになったときに起きます。下の3つは、公開した後になって表に出る行き違いで、契約の段階で聞いておけば防げるものです。

丸投げでも、名義と権利は自分の側に

ドメインの名義や、サイトのデータ・写真・文章を誰がどこまで使えるかは、丸投げで頼むときほど見落としやすいところです。作り終わってから聞くと話がこじれやすいので、見積もりの段階で確かめてください。

契約の段階で防げることはホームページ制作のトラブルに、依頼先と連絡が取れなくなったときの対処はホームページの制作会社と連絡が取れないときにまとめています。

ホームページ作成代行の依頼先を見分ける質問

丸投げに向いている依頼先かどうかは、制作の腕前だけでは分かりません。中身づくりから公開後まで引き受ける体制があるかを、相談の段階で次のような質問で確かめます。

ホームページ作成代行の依頼先に、丸投げできる範囲を質問する店主のイラスト
原稿、写真、名義、公開後の直し方を相談の段階で聞いておくと、丸投げに向く依頼先かどうかが見えてきます。
丸投げで頼む前に依頼先へ聞くこと
聞くこと丸投げに向いている答えの例
原稿は誰が書きますか聞き取りをして、こちらで原稿にまとめます
写真はどう用意しますか撮影に伺えます、または素材の選び方を一緒に決めます
確認は何回ありますか構成、原稿、デザインの段階ごとに確認していただきます
ドメインは誰の名義ですかお客様の名義で取得します
公開後の直しはどう頼めますか連絡の方法と、含まれる範囲や回数を説明できる
やめるとき、データは受け取れますか受け取れるものと、その条件を説明できる

答えがあいまいなときは、見積書に項目として書かれているかで確かめます。見積書の読み方はホームページ制作の見積もりの見方、依頼先の種類ごとの違いはホームページ制作会社の選び方、個人に頼む場合の注意はホームページ制作をフリーランスに頼むときの注意点で説明しています。

金額の安さだけで選ぶと、作業だけを引き受ける依頼先に当たり、結局は自分で原稿を書くことになりがちです。見積もりを比べるときは、金額と一緒に「原稿」「撮影」「公開後の更新」の行があるかを見てください。同じ金額でも、この3つが入っているかどうかで、事業者が負う手間はまったく違います。

丸投げで頼むときの料金の目安

丸投げにかかる費用は、ページの数とデザインに加えて、原稿と写真を誰が用意するか、公開後の手入れをどこまで含めるかで変わります。費用の決まり方と内訳はホームページ制作の費用相場で詳しく説明しています。ここでは目安として、uparia の料金表を例に挙げます(税込)。

uparia の料金表(例として掲載。税込)
プラン料金中身
月額 ライト月額2,980円制作費0円、最低契約期間12か月。1ページ、保守込み
月額 スタンダード月額4,980円制作費0円、最低契約期間12か月。10ページまで
月額 プレミアム月額14,800円制作費0円、最低契約期間12か月。30ページまで
買い切り3万円〜最初から自分のものにしたい方へ

原稿と写真まで任せたいときは、原稿作成 8,000円〜/ページ、出張撮影 30,000円〜を一回払いで足せます。

どこに頼む場合でも、見積もりを比べるときは制作費だけでなく、公開後の更新と管理が料金に含まれるかを見てください。作った後も任せたいなら更新と管理を含む月額の頼み方が合わせやすく、最初から自分のものにしたいなら買い切りに保守を足す形になります。月額制の向き不向きはホームページの月額制のデメリットで説明しています。

ホームページを丸投げする前に書き出しておく3つのこと

丸投げで頼むと決めたら、相談の前に次の3つだけ書き出してみてください。依頼先がどこであっても、聞き取りが短く済み、できあがりが自分のお店らしくなります。

相談の前に書き出しておくこと

  • ホームページを見た人に、最後にしてほしいことを1文で
  • お客さんからよく聞かれる質問を、思いつくだけ
  • 料金、営業時間、所在地など、載せる事実の一覧

書こうとして手が止まっても構いません。止まったところが、聞き取りで依頼先に引き出してもらう部分です。丸投げは何もしないことではなく、手を動かす作業を任せ、話すことと確かめることに時間を使う頼み方です。

uparia では、聞き取りから原稿、撮影、公開後の更新までまとめて引き受けています。プランはホームページ制作のプラン、作ったものは制作実績で見られます。

よくある質問

ホームページを丸投げすると、打ち合わせは何回くらい必要ですか?

回数は依頼先と任せる範囲で変わります。最初の聞き取りに時間を取り、その後は構成、原稿、デザインの段階ごとに確認する形が多く、確認をメールやオンラインで済ませられる依頼先もあります。忙しい場合は、対面が必要な場面がどこかを相談の段階で聞いておくと予定を立てやすくなります。

文章を書くのが苦手でも、丸投げで頼めますか?

頼めます。原稿の作成まで引き受ける依頼先なら、質問に答える形で話した内容を文章にまとめてもらえます。事業者がするのは、できた原稿に事実と違うところや言い回しの違和感がないかを確かめることです。原稿の作成が料金に含まれるか、別の料金かは依頼先ごとに違うので、見積もりで確かめてください。

丸投げで作ったホームページを、後から自分で直せますか?

作った仕組みと契約によります。編集画面で文字や写真を差し替えられる作りなら、ログイン情報を受け取れば自分でも直せます。一方で、依頼先しか触れない作りや、自分で直すと保守の対象外になる契約もあります。自分でも直したい場合は、作る前にその希望を伝え、直せる範囲を聞いておくと安心です。

丸投げで頼むと、同業者と似たホームページになりませんか?

聞き取りで話す材料が少ないと、どの同業者にも当てはまる文章になりやすくなります。お客さんからよく聞かれる質問、言われてうれしかったこと、仕事のこだわりを話しておくと、依頼先はそれを文章と写真に反映できます。自分のお店や仕事場の写真を使うことも、似た印象を避ける手立てになります。

制作の途中で、任せる範囲を広げることはできますか?

多くの依頼先で相談はできますが、費用と公開までの期間が変わることがあります。たとえば作業だけの依頼から、原稿の作成や撮影も頼むことにした場合は、追加の見積もりになるのが一般的です。迷っている作業があるなら、最初の見積もりの段階で、含めた場合と含めない場合の両方を出してもらうと比べやすくなります。

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