
この記事でわかること
- ホームページ公開後にやることを4つの時期に分けた順番
- 公開した当日に確かめたい表示と動作の項目
- 最初の1週間で済ませる検索エンジンと地図への知らせ方
- 1か月たったら見る数字と、毎月・毎年の点検の中身
- 公開後の作業を自分で続ける範囲と任せる範囲の分け方
ホームページ公開後にやることは、公開当日の表示と動作の確認、最初の1週間で済ませる検索エンジンへの登録、お客様への告知、1か月たったら見る数字、その後も続ける毎月と毎年の点検です。公開はゴールではなく、見つけてもらい、問い合わせを受け取れる状態を保つ作業の始まりです。この記事では、作る側として公開に立ち会うときに実際に確かめている順番に沿って、時期ごとにやることと、つまずきやすいところ、自分で続ける範囲と任せる範囲の分け方を説明します。
ホームページ公開後にやることは4つの時期に分けて進める
公開した直後は、やることが一度に押し寄せてくるように感じます。けれども、時期ごとに分けると、その日にやることは多くありません。目安として、公開当日、最初の1週間、最初の1か月、その後の毎月と毎年、の4つに分けて考えると迷いにくくなります。
- STEP01公開当日表示と動作を確かめ、制作会社から受け取る情報をそろえる
- STEP02最初の1週間検索エンジンと地図に知らせ、お客様と取引先へ告知する
- STEP03最初の1か月見られている数と問い合わせの数を見て、直すところを決める
- STEP04毎月と毎年情報の古さ、契約の期限、動作をくり返し点検する
先に「見られる状態か」を確かめ、次に「見つけてもらう準備」、そのあとに「数字と点検」へ進みます。前の段を飛ばすと、後の作業がむだになりやすくなります。
この順番には理由があります。表示が崩れていたり、問い合わせフォームが届かなかったりする状態で告知を始めると、せっかく来た人を逃してしまいます。まず見られる状態を整え、それから人を呼び、最後に数字を見て直す、という流れです。
公開後の作業のうち、文章や写真の差し替えといった日々の作業は「更新」と呼ばれます。更新のやり方そのものはホームページ更新の方法でまとめているので、この記事では、公開してから運用が落ち着くまでの順番を中心に説明します。
ホームページ公開後すぐに確かめる表示と動作
公開した当日は、お客様の立場になってサイトを一通り触ってみます。制作中に確認していても、本番のアドレスに切り替えた時点で、リンクの行き先や画像の読み込みがずれることがあります。私たちが公開に立ち会うときも、まずここから確かめています。

公開当日に確かめる項目
- スマホとパソコンの両方で、全部のページが開けるか
- メニューとボタンのリンクが、正しいページに飛ぶか
- 電話番号を押すと、スマホで電話がかけられるか
- 問い合わせフォームからテスト送信し、通知メールが届くか
- 通知メールが迷惑メールのフォルダに入っていないか
- 住所、営業時間、料金、定休日に誤りがないか
- アドレスの左に鍵のマークが出て、警告が出ていないか
- 地図や予約、SNSの埋め込みが表示されているか
見落としが多いのは問い合わせフォームです。送信の画面では「送信しました」と出ても、通知メールが届いていない、迷惑メールに振り分けられている、ということが起きます。自分のアドレスと別のアドレスの両方から送ってみてください。フォームの作り方や入力しやすくする工夫は問い合わせフォームの作り方で説明しています。
アドレス欄に「保護されていない通信」と出る場合は、SSL(通信を暗号化する仕組み)の設定がまだ終わっていないか、一部の画像だけ暗号化されていない経路で読み込んでいる可能性があります。見分け方は「保護されていない通信」の原因と直し方にまとめています。
制作会社から受け取っておく情報
制作を頼んだ場合は、公開のタイミングで次の情報を受け取り、自分の手元に保管しておきます。あとで依頼先が変わったときや、連絡が取りにくくなったときに、これがないと手が止まります。
| 情報 | 確かめること |
|---|---|
| ドメインの契約 | 契約先、名義が自分になっているか、期限と自動更新の有無 |
| サーバーの契約 | 契約先、名義、支払い方法と期限 |
| 管理画面のログイン情報 | 自分の名前のアカウントがあるか、パスワードの保管場所 |
| バックアップ | 誰が、どのくらいの間隔で取っているか、戻すときの連絡先 |
| 保守の範囲 | 公開後の修正や更新を、どこまで、いくらで受けてもらえるか |
最初の1週間で検索エンジンと地図に知らせる
公開しただけでは、Google はまだサイトの存在を知らないことがあります。Google は主に、すでに知っているページからリンクをたどって新しいページを見つけるため、どこからもリンクされていない新しいサイトは、見つけてもらうまでに時間がかかります。Google の案内でも、クロール(ページを読み込むこと)には数日から数週間かかることがあるとされています(出典: Google 検索セントラル「URL の再クロールを Google にリクエストする」)。
Search Consoleでサイトを登録する
Google Search Console(サーチコンソール)は、Google 検索での自分のサイトの状態を見られる無料の道具です。サイトの持ち主であることを確かめる手順を済ませると、URL 検査ツールでページが登録されているかを調べたり、インデックス登録(検索のための登録簿に載せること)をリクエストしたりできます(出典: Search Console ヘルプ「URL 検査ツール」)。登録の手順と、そのあと見る数字はサーチコンソールの使い方で説明しています。
- Search Console にサイトを追加し、持ち主であることの確認を済ませる
- URL 検査ツールでトップページのアドレスを調べる
- 登録されていなければ「インデックス登録をリクエスト」を押す
- 料金やサービスなど、見つけてほしいページも同じように調べる
- 数日から数週間おいて、もう一度確かめる
サイトマップは送るかどうかを見て決める
サイトマップは、サイトのページの一覧を Google に渡すファイルです。Google は、ページ数がおよそ500ページ以下で、トップページからのリンクで大事なページをすべてたどれる小さなサイトなら、サイトマップは要らないこともあるとしています(出典: Google 検索セントラル「サイトマップについて」)。WordPress などで自動で作られている場合は、送っておいて損はありません。
地図検索の窓口にサイトのアドレスを載せる
お店や事務所を構えているなら、Google ビジネスプロフィール(Google マップと検索に出るお店の情報の枠)にサイトのアドレスを載せます。地図から来た人がサイトに進めるようになり、Google にとってもサイトを見つける入口が1つ増えます。始め方はGoogleビジネスプロフィールの登録で説明しています。
1週間たっても検索に出ないとき
公開して間もないだけなら、待つことも作業のうちです。ただ、制作中に使った「検索エンジンに表示しない」設定(noindex)が残っていると、いつまで待っても登録されません。確かめ方はホームページが検索に出てこない原因にまとめています。
ホームページ公開後にお客様と取引先へ知らせる
検索から人が来るまでには時間がかかります。その間に頼りになるのは、すでにつながりのある人に知らせることです。いつも来てくれるお客様や取引先は、サイトを見て問い合わせや予約に進んでくれる可能性がいちばん高い人たちです。

- Instagram、LINE 公式アカウントなど、使っている SNS のプロフィール欄にサイトのアドレスを載せる
- 名刺、ショップカード、チラシ、メールの署名にサイトのアドレスを入れる
- 店頭やレジ横に、サイトへ進める QR コードを置く
- 取引先や常連のお客様に、公開したことをひとこと伝える
- 業界団体や地域の商店会など、載せてもらえる名簿があればアドレスを届け出る
告知のときは、サイトで何ができるのかを一緒に伝えると、見に来てもらいやすくなります。「料金表を載せました」「ネットから予約できるようになりました」のように、見た人の手間が減ることを書きます。検索、地図、SNS を合わせて見つけてもらう全体の進め方はホームページの集客方法で説明しています。
告知の前に表示と動作の確認を済ませる
告知を見て来てくれた人は、最初の印象でサイトを判断します。公開当日の確認が終わっていない場合は、告知をあと回しにして、先に確認を済ませてください。
ホームページ公開後1か月で見る数字
公開から1か月ほどたったら、数字を見て、直すところを決めます。最初から細かい分析をする必要はありません。見るのは、見つけてもらえているか、見た人が次に進めているか、の2つです。
| 見ること | 見る場所 | 少ないときに見直すところ |
|---|---|---|
| 検索に表示された回数とクリック数 | Search Console の検索パフォーマンス | ページのタイトルと、店名・地域名・業種が文字で書かれているか |
| サイトを見に来た人の数 | Google アナリティクスなどのアクセス解析 | 告知の場所、地図や SNS からのリンク |
| よく見られているページ | アクセス解析のページ別の数字 | 見てほしいページへの道筋、メニューの並び |
| 問い合わせ、予約、電話の数 | フォームの通知メール、予約の記録 | ボタンの位置、料金や流れが書かれているか |
数字は1か月だけでは判断しにくいので、記録を残して翌月と比べます。表に書き写すだけでもかまいません。アクセス解析の始め方と、最初に見る数字はホームページのアクセス解析で説明しています。
見に来る人はいるのに問い合わせが来ない場合は、サイトの中身や導線に原因があることが多いです。原因の分け方はホームページで集客できない原因にまとめています。反対に、そもそも見に来る人が少ないなら、検索に登録されているか、告知が届いているかを先に見直します。
反映には時間がかかる
Google の SEO スターターガイドでは、変更が検索結果に反映されるまでに、数時間で済むものもあれば数か月かかるものもあるとされています(出典: Google 検索セントラル「SEO スターター ガイド」)。直した翌日に数字が変わらなくても、慌てずに月ごとの変化を見てください。
毎月と毎年くり返す点検の中身
運用が落ち着いたら、点検をくり返す段階に入ります。公開後に起きるトラブルの多くは、作業の失敗よりも、気づかないうちに情報が古くなったり、契約の期限が切れたりすることから始まります。
- 01情報の確認営業時間、料金、お知らせが古くなっていないか
- 02動作の確認フォームの送信、リンク、表示の崩れ
- 03数字の確認検索での表示、見に来た人、問い合わせの数
- 04契約の確認ドメインとサーバーの期限、支払い方法
01 に戻って、くり返す
毎月の点検で情報と動作を、年に1回の点検で契約と全体の見直しを確かめます。決まった日に回すと、抜けが減ります。
毎月の点検
- 営業時間、定休日、料金、スタッフなど、変わった情報を直す
- お知らせやブログを書いているなら、最後に書いた時期が空きすぎていないかを見る
- 問い合わせフォームからテスト送信し、届くかを確かめる
- Search Console に、エラーや問題の通知が来ていないかを見る
- WordPress を使っている場合は、本体とプラグインの更新の通知が溜まっていないかを見る
年に1回の点検
- ドメインとサーバーの契約の期限と、自動更新が有効になっているかを確かめる
- 支払いに使っているクレジットカードの有効期限を確かめる
- SSL の証明書が自動で更新される設定かを確かめる
- サービスの内容や写真が、いまのお店や会社の姿と合っているかを見直す
- 管理画面のログイン情報と、制作会社や保守の連絡先が変わっていないかを見る
ドメインの期限が切れると、サイトもメールも使えなくなります。ドメインの仕組みと、名義や期限の確かめ方はホームページのドメインの基本にまとめています。点検にかかる費用、ドメインやサーバーの年間の費用の内訳はホームページの維持費で説明しています。
ホームページ公開後に起きやすい5つのつまずき
公開後の相談で多いのは、作業の難しさよりも「気づいたら止まっていた」という話です。作る側として見てきた、起きやすいつまずきを5つ挙げます。
| つまずき | 起きること | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| お知らせが公開の月で止まる | 見た人に、営業しているのか分からないと思われる | 書く頻度を無理のない間隔に決め、書かないなら日付の出る欄を置かない |
| フォームの通知が届いていない | 問い合わせに気づかず、返事をしないままになる | 毎月テスト送信し、迷惑メールのフォルダも見る |
| ドメインやサーバーの期限が切れる | サイトとメールが急に使えなくなる | 自動更新にし、カードの期限と連絡先のメールを確かめる |
| ログイン情報が分からなくなる | 直したくても管理画面に入れない | 公開時に受け取り、決まった場所に保管する |
| 直したい箇所を自分で触って崩す | 表示が崩れ、元に戻せなくなる | 触る前にバックアップの有無を確かめ、触る範囲を決めておく |
このうち、お知らせが止まる問題は、よく起きるわりに見落とされがちです。最後のお知らせが何年も前のままだと、見た人は情報全体が古いのではと感じます。止まったまま時間がたったサイトに表れるサインと直す順番はホームページが古いと感じたら確かめることで説明しています。
管理画面の使い方が分からない、ログインできないなど、そもそも手が出せない場合はホームページを更新できない原因を合わせて読んでください。
公開後の作業を自分で続けるか任せるかの分け方
ここまでの作業を全部自分でやる必要はありません。分け方の目安は、作業にかかる時間と、触る場所の難しさです。文章を直すなど管理画面の中で済む作業は自分で、サーバーやドメインなど裏側の作業は任せる、と分ける事業者が多いです。

任せた方がよい条件
- サイトの作業に使える時間が、毎月ほとんど取れない
- 管理画面に入るのが不安で、触らずに放っておきがちになる
- ドメインやサーバーの契約を、誰が管理しているか分からない
- 問い合わせや予約をサイトで受けていて、止まると困る
- WordPress の本体やプラグインの更新を、自分で判断できない
任せる先は、まず作った会社です。保守を受けていない場合や連絡が取りにくい場合は、ホームページの更新代行や保守を引き受けている会社やフリーランスに相談します。作った会社と連絡が取れなくなったときの進め方はホームページの制作会社と連絡が取れないときにまとめています。
ホームページ公開後にやることを順番どおりに進めるために
最後に、公開後の動き方を短くまとめます。
- 公開当日に、スマホとパソコンで表示と動作を確かめ、フォームのテスト送信をする
- 制作会社から、ドメインとサーバーの契約、ログイン情報、保守の範囲を受け取る
- 最初の1週間で、Search Console への登録と地図の窓口へのアドレスの掲載を済ませる
- 表示と動作の確認が済んだら、SNS や名刺、店頭でお客様と取引先へ知らせる
- 1か月たったら、検索での表示、見に来た人、問い合わせの数を記録する
- その後は、毎月の点検と年に1回の点検をくり返す
全部を一度にやろうとすると続きません。まずは公開当日の確認と、契約やログイン情報の受け取りだけを済ませ、あとは時期が来たら1つずつ進めてください。点検の日を決めて予定に入れておくと、忘れにくくなります。
uparia の月額プラン(制作費0円・月額2,980円から・最低契約期間12か月)には、独自ドメイン、サーバー、SSL、保守が含まれ、公開後の更新もプランごとの回数(ライトは月1回まで、スタンダードは月5回まで、プレミアムは月10回まで)の範囲でお受けします。買い切りで作ったサイトやほかの会社で作ったホームページは、月額保守(月5,000円、最低契約期間なし)で、更新の代行やドメインとサーバーの管理、SSL の更新をお受けします。公開後の作業をどこまで任せられるかは、ホームページの更新代行と保守でご確認いただけます。
よくある質問
ホームページを公開してから、検索に出てくるまでどのくらいかかりますか?
決まった日数はありません。Google の案内では、クロールには数日から数週間かかることがあるとされ、登録や表示の保証もありません。Search Console で登録をリクエストし、地図や SNS からリンクを張って入口を増やしたうえで、しばらく待ってから確かめ直してください。
公開後すぐに、お知らせやブログを書き始めた方がよいですか?
書く内容と続けられる間隔が決まっているなら、書き始めてかまいません。続けられるか分からない場合は、無理に始めない方が安全です。最後の記事が何年も前のまま残ると、営業しているのか分からないと受け取られることがあるためです。
公開後に間違いを見つけました。制作会社に直してもらえますか?
公開直後の誤字や表示の不具合は、契約の中で直してもらえることが多いですが、範囲と期間は会社ごとに違います。契約書や見積もりの修正の範囲を確かめ、直してほしい箇所を、ページのアドレスと直したい内容を添えてまとめて伝えると、行き違いが減ります。
Search Console とアクセス解析は、両方入れる必要がありますか?
見ているものが違うので、両方あると判断しやすくなります。Search Console は Google 検索での表示やクリック、登録の状態を、アクセス解析はサイトに来た人がどのページを見たかを示します。まず Search Console から始め、慣れてきたらアクセス解析を足す進め方でもかまいません。
公開後、何も手を入れずに置いておくとどうなりますか?
すぐに見られなくなるわけではありませんが、営業時間や料金などの情報が古くなり、見た人に誤った案内をするおそれがあります。また、ドメインやサーバーの期限切れ、フォームの不具合に気づけなくなります。少なくとも年に1回は、契約の期限と表示を確かめてください。






