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COLUMN

問い合わせフォームの作り方、5つの方法と入力されやすくする7つの工夫

自分で作る・ツール公開日
問い合わせフォームの作り方を考え、紙に入力欄の下書きを描く店主のイラスト

この記事でわかること

  • 問い合わせフォームの5つの作り方と、自分に合う方法の選び方
  • ホームページに問い合わせフォームを設置する前に決めること
  • 入力されやすいフォームにする7つの工夫
  • 自動返信メール、迷惑な送信、個人情報への備え
  • 公開前の送信テストで確かめる項目

問い合わせフォームの作り方は、使っているホームページの作り方で決まります。作成サービスやWordPressで作ったサイトなら、その機能やプラグインで作るのが手間の少ない方法です。HTMLで作ったサイトなら、Googleフォームの埋め込みやフォーム作成サービスを使うと、メールを送る仕組みを自分で組まずに済みます。どの方法でも、送ってもらえるかを分けるのは、項目の数と、送ったあとに何が起きるかの分かりやすさです。この記事では、5つの作り方の比べ方、設置する前に決めること、入力されやすくする工夫、公開前の確かめ方を順に説明します。

問い合わせフォームの作り方は5通り、選ぶ基準は今のサイトの作り

問い合わせフォームは、入力欄を並べた画面と、入力された内容をメールなどで受け取る仕組みの2つでできています。画面だけなら見よう見まねで作れますが、受け取る仕組みまで自分で組むと、迷惑メールやセキュリティの対策も自分で考えることになります。そのため、小さなホームページでは、仕組みごと用意されている道具を使うのが一般的です。

問い合わせフォームの作り方を決めるため、自分のホームページを見ながらメモを取る男性のイラスト
まず、今のホームページを何で作ったかを確かめます。それによって、手間の少ない問い合わせフォームの作り方が決まります。
問い合わせフォームの主な作り方と向いているサイト
作り方向いているサイト気をつけること
作成サービスのフォーム機能Wix、ペライチ、STUDIO、ジンドゥーなどで作ったサイト使える項目の数や通知の設定がプランで違うことがある
WordPressのプラグインWordPressで作ったサイトサーバーによってはメールが届かない、迷惑メールに入る
Googleフォームの埋め込みHTMLで作ったサイトや、まず試したいとき見た目をサイトに合わせにくい
フォーム作成サービスどの作り方のサイトでも料金や項目数の上限をサービスの公式ページで確かめる
HTMLとプログラムで自作自分でサーバーのプログラムを書ける人迷惑な送信やメールの悪用への対策を自分で行う

迷ったら「あとで直す人が触れる方法」を選ぶ

制作の現場で見ていると、フォームは作ったあとに直す機会が意外と多い部分です。項目を減らしたい、通知の宛先を変えたい、選択肢に新しいメニューを足したい、といった直しが出てきます。そのときに、管理画面からすぐ直せるかどうかで、手間が大きく変わります。

作成サービスやWordPressを使っているなら、同じ管理画面で直せるその機能を使うのが基本です。ホームページ全体をどう作るかがまだ決まっていない場合は、先にホームページの作り方で全体の進め方を確かめてから、フォームの方法を選ぶと迷いにくくなります。

ホームページに問い合わせフォームを設置する前に決めること

道具を開く前に、紙かメモに次のことを書き出しておきます。ここが決まっていないと、作りながら項目を足したり消したりすることになり、結局入力しにくいフォームになりがちです。

図解・チェック問い合わせフォームを設置する前に決める項目
  • 何の問い合わせを受けるか相談、見積もり、予約の希望、採用など、目的を絞る
  • 誰が受け取り、いつまでに返すか通知メールの宛先と、返信の目安を決める
  • 聞く項目と必須の項目返事をするのに本当に要る項目だけにする
  • 送ったあとに表示する内容受け付けたこと、返信の目安、急ぎの連絡先
  • 置く場所専用のページを作り、メニューと各ページから行けるようにする

受け取る人、聞く項目、送ったあとの流れが決まっていれば、どの道具でも作業はすぐに終わります。

聞く項目は返事に要るものだけにする

項目を決めるときは「この項目がないと返事ができないか」で考えます。名前、返信先のメールアドレス、問い合わせの内容の3つがあれば、多くの場合は返事ができます。住所や会社名、電話番号は、業種や問い合わせの種類によって本当に要るときだけ足します。

  • まず置く項目: お名前、メールアドレス、お問い合わせ内容
  • 必要なら足す項目: 電話番号(電話で返してほしい人向けに任意で)、問い合わせの種類(選択肢で)
  • 最初の問い合わせでは聞かなくてよいことが多い項目: 住所、生年月日、詳しい予算

フォームを置く場所と入口

フォームはお問い合わせ専用のページに置き、メニューとページの下の方から行けるようにするのが基本です。サービスや料金のページを読み終えた人が、そのまま進めるように入口を置いておきます。ページ全体の並べ方はホームページの構成の決め方で説明しています。

Googleフォームを使った問い合わせフォームの作り方

Googleアカウントがあれば、Googleフォームで問い合わせフォームを作れます。HTMLで作ったサイトでも、作ったフォームをページに埋め込めるので、メールを送るプログラムを自分で用意する必要がありません。届いた回答は、フォームの画面やスプレッドシートで一覧にできます(出典: Google ドキュメント エディタ ヘルプ「Google フォームの使い方」)。

図解・流れGoogleフォームで問い合わせフォームを作って埋め込む流れ
  1. STEP01フォームを作る質問を足し、必須の項目を決める
  2. STEP02通知を設定する新しい回答があったらメールで知らせる設定にする
  3. STEP03埋め込みのコードを取る送信の画面で、埋め込み用の HTML をコピーする
  4. STEP04ページに貼るお問い合わせのページに貼り、スマホでも表示を確かめる

通知の設定を忘れると、回答が届いていても気づけません。埋め込む前に、通知が届くかを確かめておきます。

  1. Googleフォームを開き、新しいフォームを作る
  2. 質問を足し、記述式や段落などの形式を選ぶ。返事に要る項目は「必須」をオンにする
  3. 回答の画面のメニューから、新しい回答をメールで受け取る設定をする
  4. 右上の「送信」を押し、埋め込み用の HTML(< > の印)を選んでコピーする
  5. お問い合わせのページの HTML に貼り付け、公開してから送信を試す

埋め込みの方法は、Googleのヘルプ「フォームを送信する」で案内されています(出典: Google ドキュメント エディタ ヘルプ「フォームを送信する」)。画面の名前やボタンの位置は変わることがあるので、作業するときはヘルプの最新の説明で確かめてください。

Googleフォームで気をつけること

見た目はGoogleフォームの形になり、サイトの色や文字に細かく合わせることはできません。また、埋め込んだ枠の高さが足りないと、スマホでフォームの中だけが小さくスクロールする形になります。貼ったあとに、スマホで最後の送信ボタンまで無理なく進めるかを確かめます。Googleサイトでホームページを作っている場合のフォームの扱いは、Googleでのホームページ作成で触れています。

WordPressと作成サービスでの問い合わせフォームの作り方

WordPressや作成サービスで作ったサイトなら、その中の機能で作るのが手間の少ない方法です。デザインがサイトにそろい、管理画面からあとで直せます。

WordPressではフォームのプラグインを使う

WordPressでは、フォームを作るプラグイン(機能を足す追加の部品)を入れて作ります。よく使われるものの一つが Contact Form 7 で、入れるとお名前、メールアドレス、題名、メッセージの入ったフォームがはじめから用意されます。作ったフォームのショートコード(呼び出し用の短い記号)を、お問い合わせのページに貼ると表示されます(出典: Contact Form 7 公式サイト)。

  • プラグインを入れたら、まず「メール」の設定で、通知の宛先が自分のアドレスになっているかを見る
  • サーバーによっては、フォームから送ったメールが届かない、迷惑メールに入ることがある。その場合は、メール送信の設定(SMTP)を整えるプラグインを使う
  • プラグインとWordPress本体の更新を止めたままにしない。古いままのフォームは狙われやすい

WordPressでサイトを作る手順や、保守の負担についてはWordPressでのホームページの作り方にまとめています。

作成サービスではフォームの部品を置く

Wix、ペライチ、STUDIO、ジンドゥーなどの作成サービスには、ページにフォームの部品を置く機能があります。部品を置いて項目を選び、通知の宛先を設定すれば使えるようになるものがほとんどです。ただし、使える項目の数、通知メールの設定、自動返信の有無は、サービスやプランによって違います。作る前に、使っているサービスの公式ヘルプと料金ページで確かめてください。

サービスごとの無料でできる範囲は、Wixでホームページを作るときの無料の範囲とデメリット、ペライチとは何かと料金、STUDIOとジンドゥーの違いで説明しています。

HTMLで作ったサイトなら外部の仕組みを借りる

HTMLで作ったサイトにフォームを付けるときは、前の章のGoogleフォームか、フォーム作成サービスを使うのが手間の少ない方法です。HTMLとサーバーのプログラムで一から作ることもできますが、入力された内容をそのままメールに使うと、第三者に迷惑メールの送信に悪用されることがあります。IPA(情報処理推進機構)の「安全なウェブサイトの作り方」でも、メールヘッダ・インジェクションとして対策が説明されています(出典: IPA「安全なウェブサイトの作り方」)。HTMLでサイトを作る全体の流れはHTMLでのホームページの作り方で説明しています。

入力されやすい問い合わせフォームの作り方、7つの工夫

フォームまで来た人は、問い合わせをしようと思っている人です。そこで手間取らせないことが、送ってもらえるかを分けます。どの道具で作っても使える工夫を7つにまとめました。

スマホで問い合わせフォームに入力する女性のイラスト
問い合わせの多くはスマホから届きます。親指だけで最後まで入力できるかを基準に、項目と並び方を見直します。
入力されやすくする7つの工夫
工夫やること
項目を絞る返事に要らない項目は消す。迷う項目は任意にする
必須と任意を分けて示す必須の項目に「必須」と文字で書く。色だけで分けない
項目名を入力欄の外に書く入力欄の中の薄い文字だけにすると、入力を始めると消えて何の欄か分からなくなる
入力の種類を合わせるメールアドレスや電話番号の欄を専用の種類にして、スマホで合うキーボードが出るようにする
入力例を添える電話番号のハイフンの有無など、迷いやすい書き方に例を示す
間違いはその場で具体的に伝えるどの欄の何が違うかを、欄のすぐ近くに文字で出す
送ったあとに次のことを伝える受け付けたこと、返信の目安、届かないときの連絡先を表示する

項目名と入力欄の結びつけ

W3C(Webの標準を決める団体)のアクセシビリティの解説でも、入力欄にはそれぞれ項目名(ラベル)を付け、入力欄と結びつけることが基本とされています。入力欄の中の薄い文字(プレースホルダー)は、ラベルの代わりにしないよう案内されています(出典: W3C Web Accessibility Initiative「Forms Tutorial」)。作成サービスやプラグインでは、項目名の表示をオンにしておけば、多くの場合この形になります。

「問い合わせの種類」は選択肢にする

何を書けばよいか迷う人のために、「見積もりの相談」「予約について」「その他」のような選択肢を1つ置くと、書き出しやすくなります。受け取る側も、急ぎのものから返事をしやすくなります。選択肢は多くても5つ前後にとどめ、最後に「その他」を入れておきます。

フォームを整えても問い合わせが少ないときは、フォームより前のページに原因があることもあります。見直す順番はホームページで集客できない原因で説明しています。

送信後のメールと、迷惑な送信、個人情報への備え

フォームは、画面ができたら終わりではありません。送った人と受け取る人の両方に、きちんとメールが届くこと、悪用されないこと、預かった情報を正しく扱うことまでがフォームの仕事です。

通知メールと自動返信メールを設定する

  • 通知メール: 問い合わせが来たことを受け取る側に知らせるメール。普段見ているアドレスに届くようにする
  • 自動返信メール: 送った人に「受け付けました」と返すメール。返信の目安と、届かないときの連絡先を書いておく
  • 自動返信の文面には、入力された内容の控えを付けておくと、送った人があとで見返せる

自動返信メールが迷惑メールのフォルダに入ると、送った人は「届いていないのでは」と不安になります。送信元のアドレスを自分のドメインのものにするなど、サービスやプラグインの説明に沿って送信の設定を整えておきます。

迷惑な送信への対策

公開したフォームには、機械による営業や迷惑な書き込みが届くことがあります。対策としてよく使われるのが、Googleの reCAPTCHA(人とプログラムによる送信を見分ける仕組み)です(出典: Google for Developers「reCAPTCHA」)。WordPressのフォームのプラグインや作成サービスの多くは、設定画面からこうした対策をオンにできます。

個人情報の利用目的とSSL

フォームで名前やメールアドレスを預かることは、個人情報を取得することに当たります。個人情報保護委員会のガイドラインでは、本人が入力するウェブの画面などから直接取得するときは、あらかじめ利用目的をはっきり示すこととされています(出典: 個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」)。フォームのすぐ近くに「いただいた情報はお問い合わせへの回答のためにだけ使います」のように書き、プライバシーポリシーのページへのリンクを置きます。

フォームのページは https で開けるようにする

入力した内容がそのまま通信の途中で読まれないよう、フォームのあるページは https(SSL)で開ける状態にします。ブラウザに「保護されていない通信」と出る場合は、フォームを置く前に直してください。原因と直し方は「保護されていない通信」の原因と直し方で説明しています。

問い合わせフォームの設置後に送信テストで確かめること

フォームを公開したら、自分で送ってみるまでは「動いている」とは言えません。制作の現場でも、公開の直前に通知の宛先の打ち間違いや、自動返信が届かないことが見つかるのはよくあることです。次の項目を、パソコンとスマホの両方で確かめます。

公開前の送信テストで確かめる項目

  • スマホで、最初の項目から送信ボタンまで迷わず進めるか
  • 必須の項目を空けて送ると、どの欄が足りないかが表示されるか
  • 送信後に、受け付けたことと返信の目安が表示されるか
  • 受け取る側の通知メールが、普段見ているアドレスに届くか
  • 送った人に自動返信メールが届き、迷惑メールに入っていないか
  • Gmail など、ふだん使うものと違う種類のメールアドレスでも届くか
  • 利用目的の説明と、プライバシーポリシーへのリンクがあるか
  • フォームのページが https で開けるか

公開したあとも、ときどき送ってみる

フォームは、メールの設定の変更やプラグインの更新、サーバーの移転などをきっかけに、気づかないうちに届かなくなることがあります。問い合わせがしばらく来ないと感じたら、まず自分で1件送ってみてください。月に1回など、確かめる日を決めておくと安心です。

問い合わせフォームを自分で作るか、頼むかの目安

作成サービスやWordPressの機能を使えば、問い合わせフォームは自分で作れます。一方で、次のような場合は、作る人に頼んだ方が早く済むことが多いです。

ホームページの問い合わせフォームについて、制作担当者とスマホの画面を見ながら相談する事業者のイラスト
何を聞きたいか、誰が受け取るかを伝えれば、フォームの形と送信の設定は作る側で整えられます。
問い合わせフォームを自分で作る場合と頼む場合の目安
状況自分で作りやすい頼んだ方がよい
サイトの作り作成サービスやWordPressで、管理画面に入れるHTMLで作られていて、触り方が分からない
フォームの中身名前、メール、内容など、少ない項目で足りる予約の日時や見積もりの条件など、選び方で項目が変わる
メールの設定通知と自動返信がサービスの設定で済むメールが届かない、迷惑メールに入る原因が分からない
時間テストまで自分で時間を取れるサイト全体の見直しもあり、手が回らない

フォームだけでなく、ホームページ全体を自分で作るか頼むかで迷っている場合は、ホームページを自分で作るのは難しいかで判断の基準を、頼んだときの費用の考え方はホームページ制作の費用相場で説明しています。

まとめると、問い合わせフォームは、今のサイトの作りに合った方法で作り、項目を絞り、送ったあとの流れと送信テストまで整えれば形になります。uparia の月額プラン(制作費0円・月額2,980円から・最低契約期間12か月)は、いちばん小さいライトからスマホ対応とお問い合わせフォーム、SSLを含めてお作りします。最初から自分のものにしたい方には、お問い合わせフォームを含む買い切りのスタートプラン(3万円〜)もあります。プランの中身は格安のホームページ制作で紹介しています。

よくある質問

問い合わせフォームは無料で作れますか?

Googleフォームや、WordPressの無料のプラグインを使えば、フォーム自体は無料で作れます。作成サービスのフォーム機能は、無料の範囲で使えるものと、有料のプランが必要なものがあります。使っているサービスの料金ページで、フォームの機能がどのプランで使えるかを確かめてください。

フォームではなく、メールアドレスを載せるだけではいけませんか?

メールアドレスを載せるだけでも問い合わせは受けられます。ただし、メールアプリを開いて一から文面を書く手間がかかるうえ、載せたアドレスに迷惑メールが届きやすくなります。フォームなら聞きたい項目をそろえて受け取れるので、返事もしやすくなります。

フォームに確認画面は付けた方がよいですか?

必須ではありません。入力したすぐ下で内容を見直せる短いフォームなら、確認画面がなくても困ることは少ないです。予約の日時や金額にかかわる内容など、間違えると困る項目が多いフォームでは、確認画面を挟むと送り間違いを減らせます。

フォームから届いた問い合わせに、どのくらいで返事をすればよいですか?

決まりはありませんが、送った人は返事を待っています。返せる目安を自動返信メールと送信後の画面に書いておき、その目安を守ることが大切です。休みの日が続く場合は、その旨と返事の時期を書いておくと、送った人が不安になりません。

フォームに電話番号の欄は必須にした方がよいですか?

メールで返事をするなら、電話番号は任意にしておくのが無難です。電話番号を必須にすると、それだけで送るのをやめる人もいます。電話で返したい場合は、「お電話での返信をご希望の方はご記入ください」のように、任意の欄として置く方法があります。

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