
この記事でわかること
- ホームページ制作の月額相場を比べるときにそろえる条件
- 4社の公式の料金ページで確かめた初期費用・月額・ページ数
- 最低契約期間と、途中でやめたときのサイトとドメインの扱い
- uparia の月額プランと24か月続けたときの総額
- 契約の前に月額のサービスへ聞いておく8つの質問
ホームページ制作の月額相場は、サービスごとの幅が大きく、一つの金額では言えません。公式の料金ページで確かめた4社でも、月額の金額だけでなく、初期費用の有無、最低契約期間、やめたときにサイトやドメインを持っていけるかが、それぞれ違っていました。月額だけを並べると、こうした条件の違いを見落とします。この記事では、4社の公式の料金と条件を同じ表に並べ、月額に含まれるもの、途中でやめたときの扱い、自分のものになるまでの期間の見方、契約の前に聞いておく質問を、作る側から見た順にまとめます。
ホームページ制作の月額相場は、条件をそろえないと比べられない
月額で頼むホームページ制作は、制作費を一度に払う代わりに、作る作業と公開後の管理をまとめて月々の支払いにする形のサービスです。サブスク型、定額制と呼ばれることもあります。検索するといろいろな金額が出てきますが、同じ月額でも、何ページ作るのか、月に何回まで直してもらえるのかで中身が違います。

相談を受けていても、月額の安さだけで選んで、あとから「ページが足りない」「やめたらサイトが消えると知らなかった」と困る話はよく聞きます。月額を比べる前に、次の条件をそろえて見てください。
- 作るページの数と、デザインがテンプレートか、オリジナルか
- 月に何回まで、どこまでの更新を頼めるか
- 初期費用や初回の手数料があるか
- 最低契約期間があるか、何か月か
- 途中でやめたとき、サイトのデータとドメインを持っていけるか
- 何か月続けると、サイトが自分のものになるか
制作費を一括で払う買い切りも含めた費用の全体像はホームページ制作の費用相場で説明しています。この記事では、月額で頼む場合に絞って、料金と条件の見方を整理します。
月額で頼むホームページ制作の料金に含まれるもの
月額の料金には、作る作業の代金と、ホームページを公開し続けるための費用がまとめて入っていることが多くあります。どこまでが入っているかはサービスごとに違うので、料金ページの「含まれるもの」の欄を一つずつ確かめてください。
作る作業
- デザインと組み立てテンプレートか、業種に合わせた調整か、オリジナルか
- 文章と写真の配置用意した原稿と写真をページに入れる作業
公開し続けるための実費
- サーバーホームページのデータを置いておく場所
- 独自ドメインホームページの住所。誰の名義かも確かめる
- SSL通信を暗号化して、ブラウザの警告を出さないための設定
公開後の手入れ
- 更新の代行月に何回まで、どこまでの直しを頼めるか
- 不具合への対応表示の崩れやフォームの不調を直してもらえるか
作る作業、公開し続けるための実費、公開後の手入れの3つに分けて見ると、サービスどうしの違いが見えやすくなります。
買い切りで作った場合は、制作費とは別に、サーバー代、ドメイン代、保守の費用を毎年や毎月払う形になります。月額で頼むと、これらが一つの支払いにまとまるので、毎月いくら出ていくかが読みやすくなります。買い切りのあとにかかる費用の内訳はホームページの維持費にまとめています。
月額の料金に入っていないことがあるもの
次の作業は、月額の料金とは別に一回の料金がかかるサービスがあります。見積もりや料金ページで、入っているのか別料金なのかを確かめてください。
- 原稿の作成(文章を書いてもらう)
- 写真の撮影(出張しての撮影)
- ロゴの制作
- 決まったページ数を超えるページの追加
- 予約の受付やネット販売などの機能
「制作費0円」でも初回の手数料があることがある
制作費が0円のサービスでも、初回だけ登録料や契約手数料がかかる場合があります。初期費用の欄だけでなく、注記の小さな文字まで読んでおくと、最初の請求で驚かずに済みます。
公式の料金ページで見るホームページ制作の月額の例
月額の幅をつかむために、月額で頼めるホームページ制作のサービスから4社を選び、2026年10月時点の各社の公式の料金ページに載っている金額と条件をそのまま並べました。税込と税別の表記は各社の書き方のままにしています。
| サービス(運営会社) | 初期費用と月額 | ページ数と更新 |
|---|---|---|
| デジタルリード AI検索対策パック(NTT東日本) | 制作料金0円、初回のみ登録料5,500円(税込)。エントリーパック月額14,300円、スタンダードパック月額17,050円(3ページ)・19,800円(5ページ〜)(税込) | エントリーパックは1ページ、スタンダードパックは3ページ〜。どちらも月1回の修正対応。契約は1年単位 |
| ロリポップ!定額ホームページ制作プラン(GMOペパボ) | 初期制作費0円、月払いの初月のみ初回契約手数料5,500円。ベーシック10,063円/月、スタンダード11,072円/月、プレミアム13,088円/月(税込) | 基本6ページ構成、更新代行は月5回程度。ベーシックはスマホ対応が含まれない |
| サブスク型ホームページ制作(株式会社プロパゲート) | 初期費用5,000円(税別)。STANDARD 14,800円/月、ADVANCE 19,800円/月(税別)。BASICの月額は同社の公式の料金ページで確認 | BASIC 1ページ、STANDARD 2〜6ページ、ADVANCE 7〜12ページ。月5回の修正・更新 |
| Web制作定額プラン(合同会社デザインワークプラス) | 初期費用0円。テンプレートプラン月額5,000円、カスタムプラン月額10,000円、オリジナルプラン月額15,000円(税込) | 5ページ程度、15ページ程度、20ページ程度。お知らせなどの投稿は記事数上限なし |
出典: NTT東日本「デジタルリード」ホームページ作成の料金、ロリポップ!「定額ホームページ制作プラン」、株式会社プロパゲート「サブスク型ホームページ制作」、合同会社デザインワークプラス「Web制作定額プラン」。いずれも2026年10月に各社の公式サイトで確認しました。料金は変わることがあるので、契約の前に各社の公式サイトで最新の金額を確かめてください。
表から読み取れる、月額の幅が生まれる理由
4社の表を見ると、月額の違いは、ページ数と更新の回数でおおむね説明がつきます。1ページだけのプランと、10ページを超えるプランでは、同じ会社の中でも月額が大きく変わります。更新も、月1回の修正対応のサービスと、月5回程度の更新代行のサービスがありました。
もう一つ見落としやすいのが、プランによって含まれる機能が違うことです。ロリポップ!の料金表では、ベーシックにはスマホ対応が含まれていません。月額の安いプランを選ぶときは、自分に必要な機能が入っているかを表の記号まで確かめてください。
税込と税別を混ぜて比べない
料金ページの金額は、税込で書く会社と税別で書く会社があります。並べて比べるときは、どちらの表記かをそろえてから見てください。
初期費用と最低契約期間で月額の見え方が変わる
月額が近くても、最初に払うお金と、やめられるまでの期間が違えば、払う総額は変わります。各社の公式の料金ページによると、初回にかかるお金は、デジタルリードが登録料5,500円(税込)、ロリポップ!の定額プランが月払いの初月のみ初回契約手数料5,500円、プロパゲートが初期費用5,000円(税別)、デザインワークプラスが初期費用0円でした(2026年10月時点。出典は上の表と同じ各社の公式の料金ページ)。
| サービス | 最低契約期間 | 途中でやめるとき |
|---|---|---|
| デジタルリード | 契約は1年単位 | 解約時の扱いは料金ページに記載なし |
| ロリポップ!定額ホームページ制作プラン | 最低利用期間の制限なし(短期間を前提とした申込は断っている) | 違約金なし。申告から1か月後に解約処理。年間払いの期間内の解約は返金なし |
| プロパゲート | 最低契約期間は6か月 | 違約金なし。毎月10日までの申請は当月末、11日以降の申請は翌月末に解約 |
| デザインワークプラス | 最低契約年数なし | 違約金なし |
最低契約期間がないサービスは、合わないと感じたときにやめやすいのが利点です。一方で、最低契約期間がないことと、やめたときにサイトが手元に残ることは別の話です。次の見出しで、やめたあとのサイトとドメインの扱いを並べます。
年払いと月払いで決まりが変わることもある
同じサービスでも、年間払いを選ぶと初回の手数料がかからない代わりに、期間の途中でやめても返金されない、という決まりのところがあります。支払い方を選ぶときは、金額だけでなく、途中でやめたときの扱いも一緒に確かめてください。
途中でやめたときと、自分のものになるまでの期間
月額で頼むときにいちばん差が出るのは、やめたあとです。月額制のサービスには、やめるとサイトが非公開になったりデータが消えたりするもの、一定の期間を続けるとサイトを渡してもらえるもの、ドメインの名義を移すのに手数料がかかるものがあります。4社の公式の料金ページの記載を並べます。

| サービス | やめたときのサイトとデータ | ドメイン |
|---|---|---|
| ロリポップ!定額ホームページ制作プラン | コードや制作コンテンツの権利はROS株式会社に帰属し、データは渡せない。解約時にデータは削除(お客様が提供した写真やブログの文章は返却・譲渡) | 持っているドメインを使う場合は移管手続きが必要 |
| プロパゲート | 36か月未満でやめると最終支払月の月末に非公開。36か月を過ぎるとホームページの無償譲渡を選べる | 譲渡後のサーバー・ドメインなどの維持費はお客様負担 |
| デザインワークプラス | 料金ページに記載なし | 所有者は運営会社。名義変更は可能で、移管手数料は11,000円(税込) |
| デジタルリード | 料金ページに記載なし | 料金ページに記載なし |
表のとおり、やめたときの扱いは各社で大きく違います。料金ページに書かれていない場合は、契約の前に問い合わせて、答えを書面かメールで受け取っておいてください。月額制ならではの注意点と、買い切りとの違いはホームページの月額制のデメリットで詳しく説明しています。
ドメインの名義は最初に確かめる
ドメインは、名刺やチラシに載せるホームページの住所です。運営会社の名義のまま使っていると、やめるときに名義を移す手続きや手数料が必要になることがあります。自分の名義で取ってもらえるか、運営会社の名義なら移すときの手順と費用はどうなるかを、契約の前に聞いておいてください。ドメインの基本はホームページのドメインにまとめています。
「無償譲渡」の中身も確かめる
サイトを渡してもらえる場合も、渡されるのがデータだけなのか、ドメインも含むのか、渡されたあとのサーバー代やドメイン代を誰が払うのかを確かめてください。渡されたあとに自分で管理するのが難しければ、保守を別に頼むことも考えておきます。
ホームページ制作を月額で頼むときのuparia の料金
上の4社と同じ条件で並べられるよう、uparia の月額プランの料金と条件も書いておきます(税込)。
| プラン | 月額と主な条件 | 24か月続けた総額 |
|---|---|---|
| ライト | 月額2,980円。1ページ、テンプレートを活用したデザイン、更新は月1回まで | 71,520円 |
| スタンダード | 月額4,980円。10ページまで(お知らせ・ブログは何件あっても1ページとして数える)、業種に合わせて調整したデザイン、更新は月5回まで | 119,520円 |
| プレミアム | 月額14,800円。30ページまで(お知らせ・ブログは何件あっても1ページとして数える)、オリジナルデザイン、更新は月10回まで | 355,200円 |
制作費0円・最低契約期間12か月で、ドメインは最初からお客様の名義で取得します。24か月続ければ買取費用0円で、サイトのデータとドメインの管理をお渡しします。途中でやめても、式で決まる移管料(12か月目ならライト17,880円、24か月以降は0円)で持っていけます。
買い切りのスタートプラン(3万円〜)としっかりプラン(30万円〜)もあります。詳しくは小さな事業者向けのホームページ制作と制作実績をご覧ください。
4社の表と並べるときは、月額の数字よりも、ページ数、更新の回数、やめたときのサイトとドメインの扱い、自分のものになるまでの期間をそろえて見てください。どれを重く見るかは、ホームページに何を求めるかで変わります。
ホームページ制作の月額相場を自分で確かめる8つの質問
料金ページを読んでも分からないことは、問い合わせの段階で聞いてしまうのが早道です。次の8つを聞けば、月額のサービスどうしを同じ条件で並べられます。答えはメールなど文字で残る形でもらっておくと、あとで食い違いません。
- 月額に含まれるページ数お知らせやブログを1ページとして数えるか
- 月に頼める更新の回数と範囲文章と写真の差し替えだけか、ページの追加も入るか
- 初期費用と初回の手数料登録料や契約手数料が別にかからないか
- 最低契約期間何か月か、その後は何か月ごとの更新か
- 途中でやめたときのサイト非公開になるか、データを渡してもらえるか、費用はいくらか
- ドメインの名義自分の名義か、運営会社の名義か、移すときの手数料
- 自分のものになるまでの期間何か月続けると渡してもらえるか、買取の費用はあるか
- 月額に入っていない作業の料金原稿作成、写真撮影、ロゴ、機能の追加
答えがはっきりしない項目があれば、その点こそ契約の前に書面で確かめておきたいところです。
複数の会社から見積もりを取って比べるときの読み方はホームページ制作の見積もりで説明しています。契約のあとでもめやすい点はホームページ制作のトラブルにまとめているので、質問を考えるときの材料にしてください。
答え方で分かる、頼みやすい相手
質問への答えが早く、料金ページに書いていない点も具体的に説明してくれる相手なら、公開後の更新を頼むときもやり取りがしやすい傾向があります。反対に、やめたときの扱いを聞いてもはっきりしない場合は、契約を急がずに書面での説明を求めてください。
ホームページ制作の月額料金で迷ったときの決め方
月額で頼むか、買い切りで作るか、どの月額のサービスにするかは、ホームページに何を求めるかで決まります。迷ったときは、次の場面に自分が当てはまるかを見てください。
- 公開後の更新を自分でする時間がない: 更新の回数が月額に含まれるサービスが合います。月に何回直したいかを先に数えておくと、プランを選びやすくなります
- 最初にまとまったお金を出したくない: 初期費用が0円か少ないサービスを選び、最低契約期間と、やめたときの扱いを確かめます
- 長く使い、いずれ自分のものにしたい: 何か月で渡してもらえるのか、渡されるのはデータだけかドメインもか、を基準に選びます
- 最初から自分のものにしたい: 買い切りで作り、サーバー・ドメイン・保守の費用を別に考えます
どの道を選ぶ場合も、月額の数字だけで決めず、この記事の表と8つの質問で条件をそろえてから比べてください。買い切りを含めて費用を抑える工夫はホームページを安く作る方法で紹介しています。
uparia ではホームページ制作を、制作費0円・月額2,980円から(最低契約期間12か月)で受けています。ほかと比べている段階でも、どのプランが合うかのご相談から承ります。
よくある質問
月額制のホームページは、何か月続けると自分のものになりますか?
サービスによって違います。一定の期間を続けるとサイトを渡してもらえるサービスもあれば、データは渡さず、やめると削除されるサービスもあります。契約の前に、何か月で渡してもらえるか、渡されるのはデータだけかドメインも含むか、費用はかかるかを確かめてください。
月額の料金ページに書いてある金額は税込ですか?
会社によって税込で書くところと税別で書くところがあります。表の近くや注記に「税込」「税別」「+税」などの表記があるので、比べる前に確かめ、どちらかにそろえてから並べてください。初回の手数料も、月額と表記が違うことがあります。
月額で頼んだあと、ページを増やしたくなったらどうなりますか?
1ページごとの追加料金がかかるサービスや、上のプランに切り替えるサービスがあります。ページを増やす予定があるなら、増やしたときに月額がどう変わるか、最低契約期間の数え方が変わらないかを契約の前に聞いておくと、あとで困りません。
月額に含まれる更新の回数を超えたらどうなりますか?
回数を超えた分を一回ごとの料金で受けるサービスや、翌月に回すサービスなど、扱いはさまざまです。毎月どのくらい直したいかを先に数え、超えたときの料金と、1回の更新に含まれる範囲を確かめてから選ぶと、思わぬ請求を防げます。
月額制と買い切りの総額は、どう比べればよいですか?
同じ年数でそろえて比べます。買い切りは制作費に、サーバー代、ドメイン代、保守の費用を年数分足して考えます。月額制は月額に初期費用や手数料を加え、やめたときの費用や、自分のものになる時期も一緒に並べると、条件の違いが見えます。






